安倍首相、公的年金をトランプさんへの手土産に?

アメリカの雇用創出のために、日本の公的年金をアメリカのインフラ事業へ投資する。

そんな内容を、2月10日の日米首脳会談で安倍さんが提案するそうです。

政府が10日に米ワシントンで開く日米首脳会談で提案する経済協力の原案が1日、明らかになった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が米国のインフラ事業に投資することなどを通じ、米で数十万人の雇用

政府が10日に米ワシントンで開く日米首脳会談で提案する経済協力の原案が1日、明らかになった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が米国のインフラ事業に投資することなどを通じ、米で数十万人の雇用創出につなげる。対米投資などで米成長に貢献できる考えを伝え、トランプ政権との関係強化につなげる。

会員限定部分は読んでいません。

支給金額が減るだとか、支給開始時期が遅れるだとかの話が現実味を帯びてきている中、それでも国民が苦しい生活の中で負担して積み立ててきた公的年金。

それを、日本のインフラのためでも、日本の雇用創出のためでもなく、

アメリカの雇用創出のため、安倍政権とトランプ政権との関係強化のために、

まるで安倍さんのポケットマネーであるかのように、ポンと差し出す。

こう読んでしまうと、いくら何でもそりゃないでしょうと思います。

ただ、アメリカ経済への投資は長期的に見て安定したリターンが見込めるとは私も思います。

年金を運用で増やさないといけない現状、投資先としてはアメリカのインフラ事業というのは悪くないんじゃないでしょうか。

それにこれまでも年金資金がアメリカに全く投資していないということはあり得ないので、その比率を増やすということに過ぎないのかもしれません。

でも問題は、国民感情としてはやっぱり、反発を感じざるを得ないところ。

投資というのは一か八かな賭けという部分はやっぱりあります。上手くいけば増えるけれど、下手すれば溶ける。

国民の老後の命綱(しかも切れそうになっていることを、みんなが非常に心配している)を、トランプ政権との関係強化という名目の元に、大きなリスク下にいとも簡単に差し出してしまうように見える行為は、なかなか気持ち的にはすっきりしないものがあります。

それと、為替の問題。いつ投資して、いつ回収するかにもよりますが、為替による損益も、公的年金レベルの額になると非常に大きなものになってくると思います。

投資したときより円安になっていればいいですが、トランプさんは基本的に円高を要求してくるでしょう。

例えば為替がドル円110円の時に投資して90円になったときに回収したら、それだけでリターンは20%近く落ちてしまう。いくらインフラ事業のリターンがプラスになっても、そのプラスをフっ飛ばしてマイナスにするくらいの威力はあると思います。

あと、投資期間の問題。長期的には、アメリカは安定した投資先だと思います。ただ、年金は切り崩しながら運用していかないといけないですよね。どの程度を安全資産にしておき、どの程度を投資に回すのかわかりませんが…。

個人投資家は、経済が一時的に低迷しても、急いで現金化する必要がなければ、経済の回復を待つことができる。でも、年金はどうなんでしょうか。

トランプさんはアメリカ経済に力を入れると思いますが、その強硬な政策で、一時的にはアメリカ経済が混乱することもあり得ると思います。その際に、投資した分を切り崩さないといけなくなったら、損する可能性は十分にあります。

個人的には、もう年金はあてにできないなと改めて思いました。

と諦めてる場合じゃなかった。

…って、GPIFさんから、この報道を否定する言葉が。

なお、政府からの指示によりその運用内容を変更することはありません。

ですって。

あらまあ。日経さんやっちゃった?(間違っていたか、それとも内密の情報だったか?)

現在時点で、まだ、冒頭に引用した記事はそのままになっています。

ロイターさんにも載りましたね。

政府が10日に米ワシントンで開く日米首脳会談で提案する経済協力で、米国のインフラ開発に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の投資資金を活用する方向で調整していることが2日、分かった。人工知能(AI)やロボットなどの研究開発協力などの分野も含めて米国の数十万人の雇用創出につなげる事業を提案する方針だ。

AIやロボットに投資するならいいかも…。 ←シンギュラリティ信者

(追記)

ロイターさん、GPIFの否定コメントについてもニュースに。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋則広理事長は2日、GPIFがインフラ投資を通じた経済協力を行うとの報道について、「そのような事実はない」とのコメ...

こちらは共同通信さんの記事で、GPIFの否定には触れていません。

何がどうなっているんでしょうね。

この報道、マスコミが政府関係者からリークされて、国民の反応を見るために挙げた「観測気球」だっていう説がありました。

だとしたら、「もう年金は諦めた」って言ってる場合じゃないですね。

アメリカのインフラ事業への公的年金の投資、断固反対です。

もしやるなら、為替変動のことも含めて投資対効果をきちんと熟考したうえで、その結果も公表しながらやってほしい。少なくとも外交手段として使うのは間違っている、と思います。

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